長寿命の外壁材:焼杉板貼り
加東市 H様邸、新築・注文住宅の事例のご紹介です。
焼杉板貼りの外壁は、近年人気を集めています。
その最大の特徴は、杉板を焼くことで耐久性が向上し、自然な防腐・防虫効果が得られる点です。
表面が炭化することで水や害虫に強く、メンテナンスが少なく済むため、長寿命の外壁材として評価されています。
また、焼杉板の独特の風合いや色合いが、現代の建築においても和モダンなデザインとして注目されています。
自然素材を使った環境にやさしい選択肢であり、個性的で落ち着いた雰囲気を醸し出すことから、伝統的な技術と美しさを取り入れたい人々に人気です。
和室の魅力を存分に。木柱や梁を露出させて仕上げる「真壁」
日本の伝統工法である真壁(しんかべ)
日本の伝統工法である真壁(しんかべ)和室は、柱や梁が壁から露出しているのが特徴です。
これは、建築構造を視覚的に楽しむことができるデザインで、木の質感や工法の美しさをそのまま室内に取り込む効果があります。
日本の美意識である「陰翳礼賛」の思想に基づき、自然光の陰影や木の温もりが調和した空間を作り出します。
経年美化が楽しみな無垢材
真壁和室に使用される無垢材は、合板や化学製品とは異なり、自然の風合いや木の香りを楽しめるのが大きなメリットです。
無垢材は年月が経つごとに風合いが深まり、木目や色合いが変化していくため、時間と共に経年美化が楽しめ愛着が増していきます。また、湿度調整機能があり、快適な室内環境を保つことができる点でも優れています。
無垢材の使用は、自然素材を大切にする日本の家づくりの精神に根ざしており、健康的で温かみのある住空間を提供します。
注文住宅で真壁和室を取り入れることの優位性は、細部にわたる設計の自由度と、施主のこだわりを反映できる点です。柱や梁の素材選び、無垢材の種類や色合いを自由に選ぶことで、世界に一つだけの和室を実現できます。
過去の思い出を新たな住空間に引き継いだ中戸
建て替え前のお家で使用されていた中戸(部屋と部屋の間の戸)をリメイクして使用しました。
過去の思い出を新たな住空間に引き継ぐことができ、家族の歴史や物語が宿る特別なインテリアになりました。
古い家の素材を再利用することは、環境にも優しく、新築の空間に古材の温かみや風合いが加わり、個性的で味わい深い雰囲気を演出できるのも魅力です。
リメイクを通じて、伝統的な要素と現代的なデザインが融合した唯一無二の住まいが実現できます。
真壁工法ならではの伝統美と現代の機能性を融合させた設計が可能です。職人の技術を活かし、耐震性や断熱性を高めながら、見た目の美しさと居心地の良さを両立させることができます。
真壁和室は、注文住宅ならではの個性的で美しい住空間を作り出し、長く愛される家となってほしいです。
深い落ち着きと豊かな風合いを与える自然の木:無垢材
新しい住まいには、地松の化粧梁や桧の化粧柱、そして玄関ホールには美しい杉柾目の天井板を使用しています。
地松の梁は力強く重厚感があり、住まい全体に自然の温かみと安心感をもたらします。
桧の柱はその香りや耐久性に優れ、空間に清潔感と高級感を加えます。
また、玄関ホールの杉柾目の天井板は、自然の木目が繊細で美しく、訪れる人を穏やかに迎える特別な存在感を持っています。
無垢材は、自然の力を感じさせ、家全体に深い落ち着きと豊かな風合いを与える、唯一無二の空間を作り上げています。