後藤工務店の貯木場(ちょぼくじょう)
貯木場とは
貯木場とは、木材を比較的長期間にわたり、集積、貯蔵する施設を完備した場所のことです。木材の仕分けや貯材、自然乾燥などを行う場所です。
播磨に3,300㎡の自社貯木場
後藤工務店は、地元播磨に敷地面積3,300㎡(1000坪)の自社貯木場をもつ数少ない工務店です。そのわけは、4代100年に渡る老舗の工務店だから。
国産無垢材の仕入れ先は、産地直接取引や原木市場で競りなど、本物を探し求めた先代、先先代が築き上げた人脈があって可能になっています。
自社で自然乾燥
自然乾燥とは、屋外で半年以上、その後屋内でさらに半年以上乾燥させ適正な含水率にしていきます。
木は、乾燥させることで、「歪みが生じくくなる」「木材の強度が増す」「変色や腐食を防ぐ」などのメリットがあります。
無垢材を知る建築士が選定
無垢材の選定
無垢材は自然素材の特性から、方向による強さの違いや材ごとのばらつきが生じます。無垢材を選定するには、確かな経験を積んだ建築士、設計士、そして大工の目がなければ難しい事なのです。
100年の蓄積
自然乾燥は手間と時間がかりますが、自然の力によってゆっくり乾燥させた木材は、色や艶、香りが違います。木材や樹種の特性を理解し自然乾燥材の良さを最大限に引き出す自社の大工職人による手刻みには、合っていると思います。
国産無垢材、直接買い付けの3つのメリット
後藤工務店では、木造注文住宅を造る自然素材の無垢材を選ぶ際に、人任せにせず熟練の目利きが自ら木の産地や原木市場にまで足を運びます。
メリット1:中間マージンを省くことができる
卸売業者などの仲介料がかからない分、コストを削減できます。
現地へ足を運ぶことで、材木のプロである業者から、知識や情報を得られます。
メリット2:生産者の顔が見える、出所がはっきりできる
長年の信頼関係で伐採場所や生産工程を把握できるため、より良い木材を仕入れることができます。
メリット3:希少な木材を仕入れられる場合もある
希少な木材や多種多様な木材に出会えるのも、原木市場に出向く楽しみのひとつです。規格外の木材や半端ものなども上手に購入し、素晴らしい無垢材を多くの皆様に味わって頂けるチャンスが増えるのも、私たちの喜びです。
メリット4:丸太買いで、木が持つ本来の美しさを活かす加工
丸太から切り出した一塊の木材を購入することで、木本来の量感を味わい、木目の美しさを堪能していただくことができます。プレカット工場を通った無垢材は、定型の長さ、厚さに加工されてしまいます。
後藤工務店の加工場
加工場とは
後藤工務店には、大工の加工場があります。
ここでは、現場の下準備や無垢材でつくる建具の枠、造作家具やキッチンなどなど、ほぼなんでもつくれる空間です。プレカットではできない加工も手刻みでは可能で、精度の高い仕事ができる職人が自社には多く在籍しています。
木材を大切に使いきる
先代からは、30cm残った木材も捨てるなと言われて育ちました。
手塩にかけて育てた生産者の気持ちを感じ、良質な木材を提供するための多くの方の努力も知っているため、私たちは木材を大切に使いきるように考えて加工しています。