ガレージやカーポート、駐車場は、住まいと愛車を守る重要な投資・・・ということを、実感したのが、2024年4月16日夜、兵庫県姫路市や加古川市など播磨地域に降ったビー玉ほどの大きさの「雹(ひょう)」被害です。
屋根付きのカーポートであればある程度の雨を避けることができますが、簡易的な駐車スペースのため台風など横殴りの雨や風は防げません。今回の「ひょう害」で多かったのは、「ひょう」が劣化したカーポートの屋根を突き破り、「カーポート穴だらけ」「車ボコボコ」というものでした。
私も車好きなので、翌日ルーフがボコボコになった車とすれ違うたび、とても心が痛くなりました。
そこで、~愛する車と共に住まう~「家族と愛車守るガレージ」をご紹介します。
新築時だけでなく、増築やリフォームもできますのでご参考にしてください。
ガレージとは?カーポートと駐車場の違い
- ガレージとは、四方が壁で囲まれており、シャッターやドアがついている屋内型の駐車スペースのことです。
- カーポートとは、屋根はありますが側面は開放されています。
- 駐車場は、屋根のない露天に停める場所のことです。
ガレージの種類
ガレージにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴とメリットがあります。以下に、主なガレージの種類について詳しく説明します。
1.ビルトインガレージ(Built-in Garage)
- 構造:住宅の一部として組み込まれているガレージ。一般的に一階部分や地下部分に設置される。
- 特徴:住宅と一体化しており、雨や雪の日でも濡れずに車を出し入れできる。防犯性が高く、家のスペースを効率的に利用できる。
2. 独立型ガレージ(Detached Garage)
- 構造:住宅とは別に独立して建てられるガレージ。四方が壁で囲まれ、屋根とシャッターがついている。
- 特徴:家から離れているため、騒音や排気ガスの影響が少ない。スペースが広く取れる場合が多く、追加の収納スペースとしても利用可能。
3. 掘り込み式ガレージ(Underground Garage)
- 構造:敷地の一部を掘り下げて作られたガレージ。地下や半地下に設置されることが多い。
- 特徴:土地を有効に活用でき、夏は涼しく冬は暖かい。建設費用は高くなるが、地上のスペースを最大限に利用できる。
4. ガレージハウス(Garage House)
- 構造:ガレージが住宅の主要部分として組み込まれている住宅。住居部分とガレージが一体化している。
- 特徴:車を中心とした生活を楽しむために設計されており、趣味のスペースとしても活用できる。車のメンテナンスや展示がしやすく、車好きには理想的な環境。
ガレージにいる時間が楽しくなる!新感覚のガレージ「スタイルコート」
LIXILのシャッターガレージ「スタイルコート」とは、「保管するガレージから、眺める・楽しむ・集まるガレージへ」をコンセプトに「ガレージリビング」という新しい趣味空間を実現します。
LIXILのガレージ「スタイルコート」は、全面がしっかり囲われているので、愛車が汚れにくい・防犯対策・暴風でも乗り降りで濡れないなど、カーポートにはない安心感と利便性があります。
前面は電動シャッター、側面には折戸が標準装備。駐車スペースとしてだけでなく、趣味などプライベート空間としても活用できます。
【スタイルコートとフーゴAの組み合わせ】
乗用車はフーゴ A、趣味の愛車はスタイルコート。専用部材を使用して、使い分けられるカースペースに。折戸パネルを開けば、2つの屋根空間が1つにつながります。
(タイプによっては、取り付けできない場合があります。)
CASE01
こちらは、新築時に「スタイルコート」をご指名で設置しました。施主様がテレビでご覧になったそうで、その機能性と遊び心を気に入られたそうです。
外観背面も柿渋色になっていて、住宅スタイルとマッチした落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
CASE02
「ガレージと自分の遊ぶスペースだけが要望でした」と仰る加西市N様。
南側ファサードのブルーのガルバリウムと広いウッドデッキがマッチした遊び心満載のスタイリッシュなガレージハウスです。
CASE03
インナーガレージハウス
「車を降りて雨に濡れずに玄関まで行きたい!」方におすすめ
プランのご相談を聞かせていただくと、高確率で出てくるご要望が「雨に濡れずに玄関まで行きたい」。
ガレージからキッチンに直接入ることができれば、荷物を運ぶ負担が減って、かなり楽になります。
車を車庫に入れた後は、シャッターを閉めてそのまま家に入れる「インナーガレージ」や「ビルトインガレージ」は、近年人気の建築スタイルです。
特徴的なポイントは、ただ車をしまうだけでなく、フリースペースとしても使えるところです。
車が好きな人だけでなく
DIYが好きな人
子どもの遊び場
雨の日にもバーベキューができる!
とても便利な場所となるでしょう。
外見も家の部分とガレージがひとつのデザインとして成り立っています。
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独立型ガレージ兼倉庫
独立型ガレージとは、住まいとは別に設置されたガレージです。住居とは切り離してガレージを別途建てるため、比較的広々としたガレージを建てることができます。
倉庫として利用することも多いタイプです。
敷地が広く取れる方で、オリジナリティ溢れるガレージを作りたい方におすすめです。
ガレージを建てたい!その前に知っておくべき注意点
1. 法的要件と許可
築許可: 地域によっては、ガレージの建築には建築許可が必要です。自治体の建築基準を確認し、必要な手続きを行いましょう。
2. 設計と用途
ガレージを車の保管だけでなく、作業スペースや倉庫としても利用する場合、その用途に合わせた設計が必要です。例えば、電気や配管の設備、十分な換気と自然光を確保するために窓や換気口も考慮すると良いでしょう。
3. 美観と景観
住宅との調和を考えた外観デザインにすることで、全体の美観が向上します。美しい景観はテンションが上ります。
これらの点を考慮し、計画的に進めることで、機能的で美しいガレージを建てることができます。
まとめ
ご紹介してきたように様々なタイプのガレージがあります。また、ガレージの建設には数十万〜数百万円の費用が発生します。既製品を使用するのか、オーダーメイドで一から建築するのか、材料や素材によっても大きく変わります。
「どのようなガレージがほしいのか」、目的や用途、将来のライフスタイルを考慮して、プロの建築士や施工業者と相談しながら進めることをお勧めします。