造作家具は、間取りに合わせて設計できるため、使いやすく収納力に優れているのが魅力です。壁面収納、テレビボード、食器棚、本棚、テーブルなど実用性と遊び心と職人のこだわりがつまったオリジナル家具は、暮らしをより豊かに変化させます。
部屋にぴったりのサイズ感で作れる「造作棚・造作収納」。
後悔しない造作家具をオーダーするため、注意すべきポイントを事例を交えながらご紹介します。
造作棚・造作収納とは?
造作棚・造作収納とは、家を新築する時やリフォームする時に、その建物にピッタリ合わせてつくられるオーダーメイドのオリジナルの家具・収納のことです。
- 趣味の本やCD・レコード等をたっぷり収納できる本棚
- 天井から床までを無駄なく使った収納棚
- 靴がたくさん収納できる靴箱
- 床から少し浮かせて棚を壁に固定したオシャレなテレビボード
など、要望に合わせて思い通りのものを作ることができます。
地震に強い‼ 造作収納
造作収納は地震対策に効果的なのをご存知ですか?
造作収納は建物と一体となり固定されるため、隙間ができず揺れで倒れません。家の躯体が壊れてしまわないよう耐震性や制振性を上げることはもちろんですが、家の中の家財が倒れない工夫も重要ですね。
造作で収納のお悩み解決:よくあるご要望と実例
新築編
新築のご相談で、「収納」はベスト3に入るほどご要望やご相談が多い箇所です。
- 「大容量の収納スペースがほしい」
- 「ケーブルやコンセントなど隠せる収納があったら…」
- 「生活感が出ない収納がほしい」
昔は玄関に下駄箱があるお家が一般的でしたが、最近は靴を履いたまま出入りできるシューズクロークが人気です。
シューズクローク側から室内へ入るようにしているので、来客時もスマートに中へ入ることができます。
また、靴だけでなくコートやベビーカー、アウトドアグッズも収納できるようプランする家が増えています。
リフォーム編
また、リフォームのご相談では、水回りの次に多いのが、「収納」のご不満です。
- 「収納スペースが狭い」
- 「使い勝手が悪い」
- 「必要なところに収納がない、少ない」
クローゼット、押入れ、キッチン、リビングなど収納スペースはあるが、ものが溢れているので、3段ボックスやカゴをおいている、つっぱり収納をとりつけたが、ゴチャゴチャしている、なぜか片づかない…というご相談が多いですね。
造作収納・造作棚のメリット
無駄なスペースを作らない・スペースをフル活用
造作家具・造作収納棚の最大のメリットは、空間や収納したいものに合わせてピッタリサイズにつくれることです。空間を無駄なく使った機能的な家を作りたい方に、造作家具はとてもお勧めです。
後藤工務店では、家を建てる設計士が内装と一緒に造作家具も考えるので、素材やカラーなどをバランスよくコーディネートできるのも大きな魅力です。
大工工事と一緒に作成するため、割安
造作家具は、一般的に、家を新築するときやリフォームするときの工事に合わせて作ります。弊社では、大工工事と言って、いわば家の一部として大工さんが作っていきますので、家具屋さんにオーダーするよりも割安で制作できます。
そのため、9割以上の方が造作棚・収納を取り入れられます。
統一感のあるデザインと自由度の高さ
ライフスタイルや用途によって施工される造作収納は、無駄なスペースが生まれない機能性と、デザインと質感の揃った部屋の統一感が生み出す美しさが、既製品の置き家具と大きく異なる魅力です。
また造作の収納棚も、可動棚なので自由に高さを変えることができます。狭いお部屋の場合、オープン収納にすることにより、圧迫感を感じません。また扉をつけないので、コストも抑えることができます。
造作棚を依頼するときのポイント
家を建てる際に「とにかく収納スペースをたくさん作ってください」と用途を考えずオーダーすると無駄で使い勝手の悪い収納スペースになることも。
依頼のポイントは「より具体的に情報を提供」することです。
- 収納するもの(種類)
- 収納するものの量
- 使用頻度
ご提供いただいた情報をもとにデザインや動線などを考慮してご提案します。後藤工務店ではこれまで多くのお客様のご要望を叶えてきました。情報をお悩み・解決したいことをお伝えいただければ、より良いご提案をいたします。
例えば、暮らし方や動線にあわせて適材適所の収納スペースを考えることが重要です。
棚を設置する場合には、置く物によって高さが変えられる「可動式」にしても良いでしょう。可動式の棚で自分の生活に合わせて収納することができます。
見せる収納・隠す収納、物の用途に合わせて収納スペースを確保します。
造作家具(造作棚・造作収納)の材料は?
家具の材料として使われる材料を大きく分けると「無垢材の家具(無垢材家具)」と「集成材、化粧合板の家具」に分かれます。
無垢材とは
無垢材は天然木を伐採し、丸太から1枚の板を切り出して乾燥させたもので、自然の素材を活かした木材です。無垢材は、木の香りとあたたかな肌触りが魅力です。
集成材とは
集成材は複数の木を組み合わせて作る人工の木材です。小さな板を乾燥させ、接着剤を用いて張り合わせます。
化粧板とは
芯材に集成材やベニヤを使い、天然木の薄板を貼った木質材料です。
造作家具の依頼先工務店を見極めよう
職人技が必要
天然木をそのまま使う「無垢材」の方が素材としては良いのですが、「無垢材」は木目や木の動きを読むなど職人技が必要で、限られた工務店での取り扱いになることもあります。
後藤工務店では、100年守り、受け継いできた熟練の技と大工が在籍しています。
「加工場」といって、現場の下準備や無垢材でつくる建具の枠、造作家具やキッチンなどなど、ほぼなんでもつくれる場所と空間があります。プレカットではできない加工も手刻みでは可能で、精度の高い仕事ができる職人が多く在籍しています。
仕入れルートにより価格差あり
無垢材の一枚板や銘木は、通常は、材木市場→問屋→仲介業者→工務店へと卸されるため、どこから仕入れることができるかによって価格に大きく差が出ます。
後藤工務店は地元播磨に敷地面積3,300㎡(1000坪)の自社貯木場をもつ数少ない工務店です。そのわけは、4代100年に渡る工務店だから。
国産無垢材の仕入れ先は、産地直接取引や原木市場で競りなど、本物を探し求めた先代、先先代が築き上げた人脈があって可能になっています。無垢材を選定するには、確かな経験を積んだ建築士、設計士、そして大工の目がなければ難しい事なのです。
間取りや仕様を自由に決めることができる注文住宅。「造作収納」は、その醍醐味です。
ライフスタイルや家族構成に合わせて、適材適所に造ることができるので、デザイン的にも機能的にも満足度の高い家づくりにつながります。
まとめ
造作収納・造作棚は、地震の多い日本では安全面でも大きなメリットがあるうえ、収納のお悩みを解決し機能的で快適な空間・動線を提供します。新築、リノベーション・リフォーム時には他の工事と並行しておこなうため、費用面でも割安。
貯木場所有、職人在籍の後藤工務店へ是非ご相談ください。お問い合わせはこちらです。